
毎日食べるご飯だから炊飯器にはこだわりたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない!
炊飯器は毎日の食卓を豊かにする大切なパートナー。
しかし、いざ炊飯器を選ぼうとすると専門用語や機能に圧倒されて、結局どれがいいのか分からなくなってしまいますよね。

毎日使う炊飯器選びを失敗しないために、この記事では炊飯器を選ぶ時のポイントをわかりやすく解説します。
結論
炊飯器を選ぶ時にとくに重要なポイントは以下の3つです。
上記3つのポイントを比較検討し、保温機能や便利機能などをチェックしてから予算で絞り込むのがおすすめです。
この記事では、炊飯器選びで絶対に押さえるべきポイントから気になる便利機能・お手入れのコツまで、わかりやすく解説。
最後まで読めば、あなたにぴったりの炊飯器を選ぶコツがわかるので、ぜひ最後までお読みください。

私のおすすめ炊飯器は、タイガーのJRI-A100。圧力IHで美味しいご飯が炊けるのに価格が抑えられたモデルで、コスパ良しです。

炊飯器を選ぶときは、まず加熱方式・容量・内がまをチェック

炊飯器を選ぶときの重要なポイントは以下の3つです。
炊飯器を選ぶ時は上記3点をしっかり比較検討しましょう。
次に保温機能・便利機能・お手入れのしやすさをチェックして、予算と相談しながら絞り込んでいくのがおすすめ。

自分の好みやライフスタイルにぴったりの美味しいご飯が炊ける一台を見つけられます。
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炊飯器の選び方|加熱方式の違い

炊飯器の加熱方式を選ぶときのポイントは以下のとおりです。
加熱方式によって、炊き上がりのご飯の美味しさや価格が変わります。
マイコン式|価格は安いが炊きムラが出やすい
マイコン式は「釜の底にあるヒーターで加熱」するシンプルな加熱方式です。
最近では底のヒーターにプラスして、側面やふたにヒーターがプラスされているモデルもあります。

マイコン式は構造が簡単なため、比較的リーズナブルな価格のモデルが多いのが特徴。
- とにかく安い炊飯器が欲しい人
- ご飯が炊ければ十分な人
- 味や食感に強いこだわりはない人
- 一人暮らしや少人数の家庭
- 操作が簡単なものが良い人
- 設置スペースが限られている人
- 初めて炊飯器を購入する人
ただし、釜全体を均一に加熱するのが苦手で、IH式や圧力IH式にに比べると炊きムラが出やすい傾向が見られます。

性能より安さ重視、炊飯器にお金をかけたくない人はマイコン式がおすすめです。
\リーズナブルで手に取りやすいマイコン式/

IH式 |高火力でムラなく炊ける
IH式は「電磁誘導加熱」という技術で、内がま自体を発熱させる加熱方法。
釜全体を一気に高火力で加熱できるため、お米一粒一粒にムラなく熱が伝わりふっくらとした美味しいご飯が炊きあがります。

IH式は価格も機能もマイコン式と圧力IHの中間で、バランスの取れた加熱方式です。
- 高い炊飯器は買えないけど安すぎるのも不安な人
- 価格と味のバランスを重視する人
- マイコン式より美味しく炊きたい人
- 炊きムラが少ない方がいい人
- ご飯の保温機能をよく使う人
マイコン式よりも価格は上がりますが、美味しさにこだわりたいならまず検討したいのがIH式です。

高すぎる炊飯器は抵抗あるけど、美味しいご飯が食べたい人にはIH式がおすすめです。
\コスパで選ぶならIH式/

圧力IH式|より高火力で美味しいが価格が高い
圧力IH式は、IH式の加熱パワーに加えて炊飯中に釜内部に圧力をかける加熱方式です。

圧力IH式は、高温で一気に炊き上げることでお米の芯までしっかり火を通し、甘みや粘りを最大限に引き出してくれます。
もちもちとした食感がお好みの方には、特におすすめしたいタイプです。
- 味や食感に強くこだわる人
- もちもちした食感が好きな人
- 冷めても美味しいご飯を食べたい人
- 玄米や雑穀米も美味しく炊きたい人
- 多機能・高性能な炊飯器が欲しい人
- 予算よりも美味しさを優先したい人
圧力IH式は各メーカーの上位モデルに多く採用されており、とにかくご飯の美味しさにこだわる人におすすめです。
\圧力IH式+本土鍋で料亭のようなご飯/

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炊飯器の選び方|炊飯容量の違い

炊飯器の容量を選ぶときのポイントは以下のとおりです。
選び方のコツ
炊飯器は最大容量で炊くよりも、少し余裕を持たせた量で炊く方が美味しいと言われています。
たとえば「毎回3合炊くことが多いなら5合炊きを選ぶ」ということです。

炊飯容量で迷ったときは、少し大きめのサイズを検討するのをおすすめします。
家族の人数や一度にどれくらい炊くことが多いかを考えて、ぴったりのサイズを選びましょう。
1~2人暮らし|3合炊き
一人暮らしや二人暮らしの人には3合炊きの炊飯器がおすすめです。

3合はお茶碗約6杯分なので、3合炊き炊飯器は二人暮らしの食卓でも余裕がある容量で安心です。
一人暮らしの人が一度にまとめて炊いて、残りは冷凍保存するという使い方にもぴったり。

3合炊き炊飯器は本体サイズもコンパクトなモデルが多く、狭いキッチンでも置き場所に困りにくいのもメリットです。
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\調理もOKでマルチに使える!マイコン式3合炊き/

3~5人暮らし|5合炊き (5.5合炊き)
日本の家庭で最も一般的なのが5合(または5.5合)炊きです。

5合はお茶碗約10杯分で、3人から5人くらいの家族にちょうど良いサイズ感。

お弁当を作る家庭や食べ盛りの子どもがいる場合も、5合炊きの炊飯器があると安心です。
\価格と機能のバランス良し!おすすめ5.5合炊き/

5人暮らし以上|1升炊き (10合炊き)
5人以上の家族や二世帯住宅には、1升(10合)炊きがおすすめです。

10合はお茶碗約20杯分とたっぷり炊けるので、育ち盛りのお子さんが複数いる家庭にもぴったり。

スポーツをしているお子さんがいる家庭など、一度にたくさん炊く必要がある場合に1升炊きの炊飯器が活躍します。
炊飯器の選び方|内がまの素材の違い

炊飯器の内がまを選ぶときのポイントは以下のとおりです。
内がまは素材や厚みによって熱の伝わり方や保温性が変わるため、ご飯の美味しさを左右する重要な要素です。
金属製|熱伝導が良くムラなく炊ける
多くの炊飯器で採用されているのが金属製の内がまです。

金属製の内がまは比較的軽量で扱いやすく価格帯も幅広いですが、素材やコーティングによって性能や価格が異なります。
炊飯器の内がまに使われることの多い金属の特徴は以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
鉄 | 強い火力でおいしく炊ける。 | 発熱・蓄熱性が高く、IHとの相性が良い。比較的高価になりやすい。 | 重い。錆びることがある。
銅 | 釜全体へ素早く均一に熱が伝わる。 ムラなくふっくら炊き上がりやすい。 | 熱伝導率が高く単体ではIH非対応(他素材との組み合わせが必要)。 素材が高価なため、製品も高価格帯になる。 | 柔らかく傷つきやすい。
アルミ | 素早く熱が伝わり炊きムラが少ない。 安価なモデルが多く最も普及している。 | 軽くて加工しやすい。単体ではIH非対応(他素材との組み合わせが必要)。 傷つきやすい(通常コーティングで保護)。 | 蓄熱性は低い。
ステンレス | 保温性に優れている。 | 丈夫で錆びにくく手入れが簡単。加熱ムラができやすい。 コーティングがないとご飯がこびりつきやすい。 | 熱伝導率が低いため、単体で使うと
どの金属も単体で使われることは少なく、多層構造となっている炊飯器が多いです。
基本的には金属製の内がまは熱伝導率が高く、素早く釜全体に熱を伝えるため炊きムラが少ないのが特徴。
\大火力を活かす鉄素材入りの内がま/

土鍋|蓄熱性が高くふっくら炊ける
土鍋の内がまは、蓄熱性が非常に高く一度温まると冷めにくいのが特徴です。

遠赤外線効果によりお米の芯までじっくりと熱を伝え、ふっくら甘みのあるご飯に炊き上げます。
土鍋の内がまは割れやすく、重いというデメリットもあるので取り扱いには注意。

土鍋で炊いたようなご飯の美味しさを自宅で気軽に食べられるのが人気のポイントです。
\本土鍋の内がまといえばタイガー/

炭|釜自体が発熱し粒立ち良く炊ける
炭の内がまは素材自体が発熱するのが最大の特徴。

高い発熱性と遠赤外線効果で釜全体を高温で包み込み、一粒一粒にしっかり火を通します。
炭の内がまは粒立ちの良い炊き上がりになりますが、加工が難しく高価になりがちで衝撃に弱い側面もあります。

炭は遠赤外線効果が高いのでお米一粒一粒を芯から加熱し、ふっくらとした炊き上がりに。
\甘み引き出す「本炭釜」を使用/

さらにこだわりたい!注目すべき機能とポイント

加熱方式・炊飯容量・内がま以外にチェックしておきたい機能は以下のとおりです。
あなたのライフスタイルをより快適にする機能や使い勝手に関する点なので、購入前にチェックしましょう。
保温機能
炊きたてのご飯を温かいまま保つ保温機能。
最近では長時間美味しさをキープできる高機能なものが増えています。

タイガーの「おひつ保温」、象印の「極め保温」など、メーカー独自の保温機能があり、モデルによっても保温可能時間や保温の性能が違います。

長い時間おいしく保温したいなら象印の炊飯器がおすすめです。
\最大40時間保温OK!「極め保温」搭載モデル/

便利機能
以下のような便利機能が備わっている炊飯器もあるので、自分に合った機能が搭載されているか購入前に確認しましょう。

便利機能のチェックをすると、よりあなたのライフスタイルにあった炊飯器を選べます。
- ▶早炊きコース
-
通常よりも短い時間で炊飯できるので忙しい時に助かります。
- ▶エコ炊飯コース
-
消費電力を抑えて炊飯するモード。電気代の節約につながります。
- ▶炊き分け機能
-
お米の銘柄(コシヒカリ、ひとめぼれ等)や、好みの食感(しゃっきり、もちもち等)に合わせて最適な炊き方を自動調整してくれる機能です。
タイガーJRX-G100炊き分け機能(画像引用:楽天市場) お米の美味しさにこだわりたい人にピッタリな機能です。
- ▶調理コース
-
スープや煮込み料理など簡単に調理ができる機能です。
タイガーJBS-A055調理メニュー(画像引用:楽天市場) 炊き込みご飯・パンの発酵・焼き上げ・ケーキ・煮込み料理などが作れる多機能なモデルもあります。
お手入れのしやすさ
炊飯器は毎日使うものなのでお手入れのしやすさは重要なポイントです。

以下のポイントを確認するとお手入れしやすい炊飯器かどうかがわかります。
- 毎回お手入れする必要があるパーツの数
- パーツは丸洗いできるか
- パーツの洗浄に食器洗い乾燥機は使えるか
- 庫内や外側はフラットで拭きやすいか
- クリーニング機能が搭載されているか

お手入れのしやすさで選ぶならタイガーの炊飯器がおすすめです。毎回洗うパーツが少なく、食器洗い乾燥機OKなパーツが多くて便利。
\毎回お手入れするのは2パーツ!食器洗い乾燥機OK/

デザインやカラー
炊飯器は毎日使う家電なので見た目も重要です。
最近は機能性だけでなくデザイン性に優れた炊飯器もたくさん登場しているので、好みに合わせて選べます。


キッチンのインテリアや他の家電に合わせて、炊飯器のカラーやデザインを選ぶのもおすすめです。
\カラーバリエーション豊富でおしゃれな見た目/

炊飯器の価格帯別|選び方のおすすめポイント

炊飯器の価格帯を選ぶ時のポイントは以下のとおりです。
炊飯器は価格帯によって搭載されている機能や性能が大きく変わります。
予算に合わせて最適なモデルを見つけましょう。
1万円以下|シンプル機能で充分な人向け
1万円以下の炊飯器はシンプルな機能でマイコン式のものが中心です。
- とにかく安く済ませたい人
- 一人暮らしを始める学生
- ご飯の味にこだわらない人
- 最低限の機能で十分な人
- 使用頻度が低い人
- 単身赴任など一時的に利用する人
1万円以下の炊飯器は基本的な炊飯機能は問題なく、可愛いデザインも多いので若い世代に人気。

ご飯の美味しさより安さ重視の人におすすめです。
\コロンとしたフォルムが可愛い!5千円以下で買える/

1万円~3万円|機能と価格のバランスが良い
1~3万円以下の炊飯器は調理メニューや保温機能など便利機能を搭載したモデルが増え、加熱方式はマイコン式とIH式のものが中心です。
- コスパ重視で選びたい
- IH炊飯器を試したい人
- 毎日ご飯を炊く家庭
- 機能と価格のバランス重視
- マイコン式から買い替え
- 白米以外もたまに炊く人
1万円以上になるとIH式のモデルが増え、美味しさにこだわりたい人の選択肢が広がります。


機能と価格のバランスが取れており幅広い層に人気のある価格帯です。
\IH式でご飯も雑穀米も美味しく炊ける/

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3万円~5万円|美味しさにこだわりたい方に
3万円~5万円の炊飯器は炊き分けメニューを搭載したモデルや、こだわりの内がまを使用したモデルが多くなります。
加熱方式はIHか圧力IHがほとんどです。
- ご飯の味にこだわりたい人
- 圧力IHを試してみたい人
- 美味しいご飯を毎日食べたい人
- 炊き分け機能が欲しい人
- 保温性能も重視する人
- 家族の人数が多い家庭
3~5万円の炊飯器はIH式や圧力IH式のモデルが主流となり、より本格的なご飯の味を追求したい人におすすめです。


炊き分け機能や保温機能が充実しているモデルが多いので、自分の好みや生活に合わせた炊飯器を選びやすい価格帯です。
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5万円以上|高性能な高級モデル
5万円以上の炊飯器は各メーカーの技術を結集した上位モデルが多く、加熱方式は圧力IH式が主流です。
- 最高級の味を追求する人
- 最新技術・機能を求める人
- 銘柄米を美味しく炊きたい
- 高級な内釜素材に惹かれる
- デザイン性も重視する人
- 家電に投資を惜しまない人
- 食生活を豊かにしたい人
5万円以上の炊飯器は、圧力IHはもちろんスチーム機能や可変圧力機能などを搭載し究極の炊き上がりを目指しています。
数十種類の銘柄炊き分けや、AIによる炊飯制御、スマートフォン連携など、最先端の機能が満載。

5万円以上の炊飯器は、値段の安さより性能・炊きあがりの美味しさを重視したい人におすすめです。
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\本土鍋+圧力IHで料亭のようなご飯に/

よくある質問

炊飯器の選び方に関するよくある質問と回答をまとめました。
炊飯器の選び方まとめ

炊飯器を選ぶ時の重要なポイントは以下のとおりです。

保温機能や便利機能、お手入れのしやすさをチェックして、予算と相談しながら絞り込んでいけば、きっとあなたにぴったりの炊飯器が見つかります。
美味しいご飯は毎日の食卓を豊かにし私たちに幸せな気持ちを届けてくれます。
ぜひこの記事を参考にして、あなたにぴったりな炊飯器を見つけてくださいね。